アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)設立時より、モデレーター、客員講師として指導してくださっていたドロシア・マゴネット先生が、3年ぶりに来日します。
ATST教師トレーニングのコースのための来日ですが、9月17日(土)にアレクサンダー教師向けのワークショップを開催します。どこでトレーニングを受けたかは問いません。
ドロシア先生は、ATST主宰の細井史江と同じ北ロンドンアレクサンダー・テクニーク教師養成学校(ミーシャ・マギドフ校長)出身で、ロンドンの王立音楽院(RAM)で音楽科の学生を教えているほか、教師トレーニングにも長い経験をお持ちです。世界中のさまざまな国でワークショップを開催。ご自身は彫刻家としても活躍されています。(アイキャッチ画像の作品は先生のもの)
また、個人レッスンの時間を設けます。詳細は、HPトップから「ワークショップ」「ドロシア個人レッスンページ」ご覧ください。
基本的に以下の時間がレッスン枠です。個人レッスンご希望の方は、早めにご連絡ください。
申し込み:https://docs.google.com/forms/d/1D2IVvRj8_h8QpYLuuCKJ_3_UIq4xgzKSx5FW6pese0s/edit
日時:9月17日(土) セッション1 9:30〜12:30 セッション2 13:30〜16:30
謝礼:10,000円 (1セッション)
定員:6名
場所:アレクサンダーテクニークスタジオ東京(洗足、北千束)
*場所は参加希望者が多かった場合、近隣の広い場所に変更する可能性があります。
内容:
(セッション1)「肩、腕、手を自分の全体と統合する」
- non-doingとdoingにおいて抑制と方向づけを働かせること-方向づけと効率的な回復を探求する。
ワークショップの前半では、肩、腕、手の使い方について、またそれらがどのように自由な使用を妨げるかについて、実際のあらゆる問題、疑問、信念を検証していきます。解剖学的な機能的つながりを見た後、私たち教師が、上肢とプライマリーコントロールとのより良いつながりを確立するために、どのような手助けができるか探っていきます。そして、「non-doing」と「doing」、「方向性をもって取り組むこと」と「方向性をもって回復すること」の実験につなげます。
(セッション2) 「背中から手へ、手から背中へ、そして足へ」
午後は、頭、首、背中と上肢への主要な方向性の関係を再検討し、上肢に沿った方向性を拡張することで、より自由な動きを促進する方法を考えます。腕のある種の螺旋状の動きが、頭-首-背中との関係において、どのように反対方向の動きを活性化させるかを検証し、それが椅子に乗ったり降りたりする際に、脚や足まで、よりダイナミックな関わりを生み出す可能性があります。
主に二人一組で、ハンズオンのワークとセルフワークの両方を行います。
*今回は参加者同士が協力し合い、講師に直接やりとりする形式で、通訳役は特に設けません。
感染予防対策について、以下のページ内容を遵守ください。https://www.alexander-tokyo.com/cat-covid/709
ドロシア・マゴネット略歴
1983年 北ロンドンアレクサンダー・テクニーク教師養成学校(ミーシャ・マギドフ校長)卒業。
ロンドンの王立音楽院(RAM)で音楽科の学生を教えている。RAMでは「音楽大学の教育としてのアレクサンダー・テクニーク」というテーマで、取り組んでいる。
ロンドン、マンチェスター、ケンデル、アムステルダムで教師養成のコースの客員教授として定期的に教えている。2007年にカンブリアの教師養成学校のモデレーターとなり、2009年、ウエストミンスターアレクサンダー・テクニーク教師養成校の常任教師となる。
1994年から2004年まで、STAT(アレクサンダー・テクニーク教師協会)で書記、会長の要職を歴任。また、アレクサンダー・テクニークの職業としての専門性や公共性への使命から、教師養成のトレーニング協議会の会長職や、「アレクサンダー・テクニークは教育か治療か」という長年の議論をふまえての「専門職としての倫理規定」の策定に尽力している。