プロフィール profile

細井 史江(校長)

英国STAT公認教師トレーニングダイレクター
アレクサンダーテクニークスタジオ東京主宰
アクティングコーチギルド正会員

North London Alexander Teacher Training course (ロンドン)卒業。出身校での後進の指導はじめ、当地で幅広い指導経験を積み、2005年帰国。アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)を立ち上げ、個人レッスンだけでなく、グループセッションにも注力している。大学、劇団、国内外の夏季コースなど、各種団体の要請を受け、音楽家、俳優などパフォーマー向けのクラスを担当するほか、 自身でも、表現能力の向上とサポートのために、「アレクサンダーテクニークと表現(夜間 定期開催)」、アレクサンダーテクニークを実際の表現の現場で役立て、現場との橋渡しの実践的な機会として「表現とアレクサンダーテクニーク」(毎夏開催)を開催し、表現者の育成とサポートを行なっている。2015年にイラン・レイシェルと「表現とアレクサンダーテクニーク」のワークショップを始め、その後、古典芸能、音楽家、演出家、俳優など第一線で活躍する実演家と協働作業を行ない、稽古のプロセスを考えるプログラムは実験的な取り組みとして評価された。
イギリス、アメリカ、イタリア、ドイツでも、セミナーや講習会の講師を務める。
また、The Alexander Teacher Training School(ロンドン)をはじめ、正規講師として教師養成の経験を認められ、STATより教師トレーニングを開設する認可を受け、2013年より東京でATST教師トレーニングスクールを開校。

主な活動

ATST主催

「表現者のためのアレクサンダーテクニーク」 随時
「アレクサンダーテクニークと表現」夜間定期開催
「表現とアレクサンダーテクニーク」 毎夏開催
元RADAイラン・レイシェルと2015年より開始。これまでに、金井雄資(宝生流 重要無形文化財保持者)、舘野百代(S P A C)、ジェームズ・スザーランド(C I T A)、窪田壮史(新国立劇場)の各氏と協働。(注:複数回の講師のみお名前記載しました。)
「ATST1日体験クラス」 年3回
大塚由美、松本マキの各氏とATST講師と協働

俳優向けクラス

松竹エンタテインメント俳優スクール
シアタースコラ
「俳優トレーニングの科学的アプローチを探る」(文化庁、セゾン財団助成)

音楽家向け

東京芸術大学音楽学部特別講座、サントリーホール室内楽アカデミー、ならミュージックアカデミー、栗友会、東京芸術劇場アカデミー

書籍情報

「アレクサンダーテクニーク ある教師の思索」 幻冬社

パトリック・マクドナルド 著
細井史江 訳

本書では、幼少期からアレクサンダー自身に学び、アレクサンダー教育の基礎を築いた教師・マクドナルド自身が、100年以上の歴史を持つこのテクニークを紐解きます。 忙しすぎる現代人でも、立ち止まって、考え、実践すれば、心と体の統合を取り戻せます。 より良く生き、そしてより良い自分の在り方を見つけるための考え方と実践法が満載の一冊。 今の時代に鋭く切り込む古典的名著の翻訳版、待望の文庫化です。

「Connected Perspectives」 hite社

現代の様々な分野における人間の取り組みを、アレクサンダーテクニークに関連づけて探求した23の論文集。文学から音楽のトレーニング、心理療法、解剖学、生命の誕生など、多岐にわたる分野で、その専門家である執筆陣によって、アレクサンダーテクニークとの関連を考察。テクニークの本質を多角的に探求したい読者に、新しい視点を示している。Hite 社の依頼により細井史江はThe Technique as Personal Cultivation: A Japanese Perspective 「邦題「修行としてのアレクサンダーテクニーク」日本的視点から」アレクサンダーテクニークと能など日本の芸道の修行との比較を論じる。
 エリザベス・ウォーカー献辞。

細井史江の記事

「俳優育成システムの探求」 多摩美術大学/東京演劇大学連
「2018年度 演劇実戦系大学の連携によるスタンダードな俳優育成システム構築のための調査研究」記録集

多摩美術大学の依頼により、「俳優トレーニングにおけるアレクサンダーテクニーク」論文寄稿。英米の養成機関におけるアレクサンダーテクニークの位置付けを紹介。

「俳優トレーニングの科学的アプローチを探る」 特定非営利団体 シアタープランニングネットワーク

セゾン文化財団、文化庁平成20年度芸術団体人材育成事業。
シアタープランニングの依頼により、2008年11月〜2009年1月にかけて3回にわたり開催された「俳優トレーニングの科学的アプローチを探る」シリーズのプログラムをまとめたもの。

シリーズ1 「スタニスラフスキイとブレヒト」 クリス・メグソン(ロンドン大学 ロイヤルホロウェイ校 上級講師)
シリーズ2 「メイエルホリドとマイケル・チェーホフ」 ジョナサン・ピッチズ (リーズ大学教授)
シリーズ3 「アレクサンダーテクニーク」 細井史江(STAT公認head of training, アレクサンダーテクニークスタジオ東京主宰)

「ストリングス」(2011年3月号)

弦楽専門誌「ストリングス」(2011年3月号)に記事掲載。

海外の教師との連携

海外から経験豊富な先生においでいただき、少人数のワークショップやプライベートレッスンのアレンジを行っています。アレクサンダー教師を対象としたものに加え、一般のかた、音楽家、俳優などを対象にしたものもあります。

故マージョリー・バーロー(1915~2006)先生と。
アレクサンダーの姪であり、17歳でアレクサンダーからレッスンを受け始めました。亡くなる最晩年までレッスンをされていました。

これまでにおいでいただいた先生方

グラハム・グリフィス
王立音楽院(RAM)アレクサンダー教師。ロンドンフィルハーモニーオーケストラ元主席ビオラ奏者。
アン・ワックスマン
STATのアメリカの提携協会会員。
イフダ・クーパーマン
パトリック・マクドナルド門下に参集した優れたイスラエル教師の一人。
スイス、ドイツで教師養成開校した。現在は世界各地でWSなどに招聘されている。
ドロシア・マゴネット
STAT元会長。王立音楽院(RAM)教師。アレクサンダーテクニーク教師トレーニング協議会元会長。
イラン・レイチェル
元RADA(ロイヤルアカデミーオブドラマ)名物教師。ピーター・ブルック、キャサリン・ハンターなどと現場での仕事も多い。