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新しい本の1頁目を開くのはわくわくします。
でも、本棚に眠ったまま読んだことさえ忘れていた本、よく知っていると思っていた本の中にも、それまで気づかなかったことが書かれているかもしれません。それは、新しい本と同じ新しい頁です。自分で知っている自分はほんの一部分かもしれません。自分の中にある新しい頁(可能性の扉)を開けてみませんか?
(全体の構成と内容)
今回は5日間とも夏目漱石の永日小品の「蛇」を素材に、その世界を「表現」します。
優れた作品には、自分の普段の日常からは見えない感覚や異なる位相を喚起する大きな力があります。各日テーマに沿ってアプローチすることで、自分の中に何が生まれるか、新しい頁を見つけましょう。それをこえ、からだ、動きをつかい、人に伝えます。最終日には参加者全員で一つの形にします。その創造的な過程全てにアレクサンダーテクニークが役立つか、実践的に理解しましょう。
各日別のテーマなので、個別の参加も可能ですが、5日間通してのご参加をお勧めします。
7月25日(月) P① 「言葉のからだ」 James Sutherland
テキストの理解には、あまり早い段階で決定せず、身体、空間、リズム、そして感情の面から、あらゆる可能性に開かれたこころで旅をする必要があります。その言葉の身体的な特性、身体的な躍動感を発見し、のちの表現につなげる身体の記憶を作ります。テキストを身体的に理解し、言葉と動きの関係を構築する身体的な準備を共に考えましょう。
7月26日 (火) AT ① 「空間の認識」 細井史江
空間の認識は自分の視野や思考と深く関連しています。簡単なAT原理の紹介と、それを使って自分の周囲に対する認識を深めましょう。
7月27日(水) AT② 「自分のこえ」 細井史江
声は自分のこころや体のありようによって変化します。自分のこえを聞き、知りましょう。
7月28日(木) P② 「ことばとからだで空間に描く」 松山立
台詞や文章を読むとき、私たちはその「意味」に強く引っぱられます。しかし、表現において言葉に彩りをもたらすのは、むしろ文字に内蔵される音、リズム、そして身体感覚です。これらにあふれた夏目漱石の文体を通して、「ことばとはなにか」を考えていきます。
7月29日(金) AT③ 「場に立つ」 細井史江
「蛇」の世界、ホール、自分と他者…今、ここの場で、表現が生まれます。5日間の最終日、参加者で一つのかたちにしましょう。
参加費用 1日 6,000円 全日参加 25,000円
学割 3,000円 12,000円