お能の世界！終了

５日 は表現とアレクサンダーの金井師による「お能の世界！」でした。
お弟子さんであり、実子である賢郎さんがアシスタントに来てくださり、お二人によるお仕舞いの実演をスタートにわかりやすくお能の動きを解説していただきました。
舞台で拝見する動きはゆっくりと言いながらも素早く、このように動いているのか、びっくり。型はそれだけでは何も意味がないけれど、それに実体を入れてはじめて芸になる、というのは納得です。すべての動きが合理的であり、その通り動けばいいはず、なのですが、これが難しい。しかも、「お能は彫像が動いているようなもの』とのこと。つまり、どの一瞬を切り取っても、完成された美のフォルムでなければならない。
私たちには丁寧に説明し、手取り足取り教えていただきましたが、ご自身の修行は先生が舞っていらっしゃるのをご覧になり、いざご自分がされると「手が高い」、下げると「低い」といったことを言われるだけとか。そこで、ご自身で探求されるわけです。本当に厳しい感覚を洗練させるやり方です。
アレクサンダーと共通することがたくさん。
脊柱のこと、間ーstop, space、切り取った一瞬…
発声にもたくさんヒントがありました。
いつものことながら、私が一番、しりたがり屋のジョージ状態になってしまって、皆さんに申し訳無かったかも…
これまでの夜間のコース、すべてが素晴らしかったのですが、ご報告する時間がなく、残念でした。改めてご報告したいと思っています。