とっておきのお話

2015.08.24お知らせ
 

コングレスのガラディナーでギヨラとジュディス・ストランスキーとご一緒しました。ジュディスはアメリカにおける第2世代の重鎮で、コングレスではマクドナルドやフェルデンクライスのお話などして下さった方です。

 お食事の間、お二人からいろいろ貴重なお話を伺うことができました。

お二人ともベンーグリオン(イスラエル建国の立役者 初代首相)にまつわる話しをお持ちです。

ギヨラの話はベンーグリオンと同時にマクドナルドの話でもあります。

 

ギヨラがロンドンでマクドナルドのトレーニングコースにいた時の話。(なぜベンーグリオンとギヨラが会ったのかは忘れてしまいました。確か、護衛にかり出された、といったような事だったような・・・)

ロンドンに来たベンーグリオンに、「君はここで何をしているのか?」と尋ねられ、アレクサンダーテクニークを勉強していると言ったら、当然知りません。説明すると、俄然興味を示し、色々質問されました。最後は「そのクラスを見学してもいいか?」とのこと。マクドナルドに聞いたら、「ウエルカム」との返答だったので、翌日、早速やってきました。(ジュディスの話とも総合すると、ベンーグリオンは腰痛持ちだったかもしれません)ギヨラとイフダがそのボディガードとしてホテルから付き添います。

 学校についてからもベンーグリオンはあれこれマクドナルドに質問します。テーブルワークをしてあげることになり、マクドナルドはギヨラにワークするように命じました。テーブルに横たわってからも、きょろきょろギヨラの手を見たり、質問攻めにしたりと、興味津々のご様子。終わって「ああ、なんと快適で気持ちのいいことか!!」とすっかりご満悦。

最後にマクドナルドにした質問は、「ところで、どうしてこんなにイスラエル人が多いのか?15人中10人がイスラエル人ではないか!」

「そうですねえ、多分彼らは(非イスラエル人)それほど賢くないんでしょう」

いかにもマクドナルドらしい、ちょっと皮肉なユーモアに満ちたエピソードだと思います。